3つの海の物語

人間
07 /20 2013
和歌山であった講演会に行ってきました。

3つの海の物語、
①ノルマントン号事件  1886年
②エルトゥールル号事件 1990年
③クヌッセン機関長   1957年

さてこれらのキーワードは何でしょうか。
お分かりの方はかなりの歴史好きか、和歌山マニアです。

熊野灘で起きた海難事故です。
これらは特に大きな意味を持った事故です。

①のノルマントン号事件では世の中の流れが不平等条約改正に傾きました。

②では1985年、イランイラク戦争で日本人がイランに取り残されたとき日本政府さえ見捨てたのにエルトゥールル号の恩を返すためにトルコだけが飛行機を用意してくれ、215名の日本人は脱出できました。

③はあまり知られていませんが、日本の高砂丸が嵐で火災。それをデンマークの船が救助してくれたのですが、高砂丸の船長のみ残っていて救助船に乗り込む直前に力尽きて海に落下したところ、クヌッセン機関長が飛び込んで救助に向かいました。しかし嵐のためどちらも助かりませんでした。その話を伝えるため今も美浜町、日の岬に顕彰碑が建っています。

これを縁に2002年、日韓ワールドカップの際、デンマークを誘致し、町を挙げて応援したそうです。

驚くのは、ノルマントン号でイギリス人たちの仕打ちを知りながらたった4年後ごく近くでも遭難したエルトゥールル号の乗組員たちを献身的に助けたことです。
ただ、見過ごすことができなかっただけと言いますが、延々と恨むお国柄もあることを思えば、なかなかできることではないと思います。

このエルトゥールル号事件は今トルコと初の合同映画製作に入っているそうです。
講演会のことを知る1か月ほど前に手にとって読んだ本がその原作でした。
「海の翼」
手に取ったこと、エルトゥールル号の話を聞くたびに泣けてしまうことと言い、自分と関連がある気がします。
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でりあ777

この絵はPANDORAで描いて頂いた「私の本質」
魂の故郷シリウスだそうです。